一個蕨迷老翁的故事 / 一位シダ愛好家の老翁の物語

撰文 / 蕨爺

去年春天,一個驚人動地的大地震,催促一位退休學人回到生家故居。他從新竹高中畢業後,遠離山城,就讀師大,台大植物研究所,留學,回國任教,之後出國講學定居國外。六十年光景就溜了過去,退休歸根住竹南。

回家鄉,閒來無所事事,參加社區大學。有機會走走山城古道,結識愛好大自然,動植物的同志。

圖書館借到的一本 南庄植物誌‧上卷 ,是結緣社區大學「野生植物探索班」的緒端。網路上知道下卷剛出版,迫不及待跑到南庄老郵局購買,並且按址造訪著者,請求簽名留念。當時不敢相信,鄉下還有這樣圖文並茂的書。

就在著者客廳時,他知悉植物班的存在,一張簡章報名單吸引了他。一看課程安排有從小嚮往的鵝公髻山及古道,心動了。次日,趕緊帶著影印本身份証及照片,直跑竹南高中報名。取得一張 [苗栗縣社區大學學員證],時間上恰恰好趕上學期,高興萬分。這樣他如願以償,他有機會走動山野,跟大家一起在老師指導下,開始接近大自然,重新觀察草木。

植物班除有主講樹木的陳老師,戴老師外,學員有研究懸鈎子屬的徐處長,蕨類的黃校長等人。更有莘莘學子,學有動植物專長志同道合的同學。漸漸地他想起跟一位美籍教授學的蕨類課,决定重拾舊夢走山路,收集標本從頭學習。

今年第二學期結束前後,黃校長跟資深學員,不約而同,大家的眼光慢慢移到常見卻不知其名的蕨類植物。暑假一開始,一個小團隊,一到週末例假三三兩兩就去古道觀察蕨類。有機會時也跟隨區外的同好前輩或應邀前來指導的老師跑野外學習,目標是認識蕨類。曾結隊遠征五指山跟鼎鼎大名的李棟山山區。

這樣,大家的意願昇高,暑假過後,透過臺北葉姓女前輩,終於邀請黃婉玲老師前來山城開講蕨類課程。課程為期五天,隔週星期一,上午聽課下午作野外實習。十月一日頭次上課,實習地點是東河橫屏背護魚步道。第五次課排在蕨類植物研究的大本營,臺大植物標本館及蕨園。五天課堂與野外實習,滿足了起碼的入門知識。

無形中,對蕨類的熱忱,集合一群蕨迷。課程結束後,或從事觀察採集整理,或建立部落格記錄活動,足跡有探查路線的「航跡圖」,生態形態片鱗有詳盡的攝影圖片。壓卷是一張張附有編號,記載採集日期,地點,採集者的標籤,分門別類存放的臘葉標本。這些標本將建立電子檔,隨時取用。這些資料的累積,將野外的心得知識具體的匯集一堂。初步目標是完成苗栗為主的(加里山系)蕨類目錄。

繼【蕨迷行腳】社團,新部落格【山城蕨色】已起步,每次行腳花絮記實照片外,有蕨類觀察記錄的投稿。計劃中將有大小不一,收容萬象的【專欄】,記述蕨類種群生態。

盼望在學習過程中,能夠解開外表形態上變異多端的謎底,點點滴滴知道「是什麼」,到生物學上的「為什麼」。進一步了解蕨類的真面目。

昨年春、衝撃的な大地震が、一人の退職した学者を生家へと導いた。彼は新竹高校を卒業後、山城を離れ、師範大学、台湾大学の植物研究所へと進み、さらに留学を経て帰国。大学で教鞭を執り、その後海外へ渡り、長年定住していた。だが、六十年の歳月は瞬く間に過ぎ去り、ついに彼は竹南へと戻った。

故郷に帰った彼は、時間を持て余していた。そんな折、彼は地元のコミュニティ大学に参加することにした。そこで山城の古道を巡る機会を得て、自然や動植物を愛する仲間たちと出会うこととなる。

ある日、図書館で借りた『南庄植物誌・上巻』が、彼とコミュニティ大学の「野生植物探索クラス」を結びつけた。さらに、ネットで下巻が出版されたことを知ると、彼はいてもたってもいられず、南庄の旧郵便局まで買い求めに行った。そして、著者を訪ね、サインをもらうことまでした。田舎にこれほど美しい写真と詳細な解説が載った本があるとは、彼は驚きを隠せなかった。

著者の家で話しているうちに、植物クラスの存在を知ることとなった。ちらりと目に入った募集要項には、彼が幼い頃から憧れていた鵝公髻山(がこうきざん)と古道の名があった。心が大きく揺さぶられた。翌日、彼は急いで身分証のコピーと写真を持ち、竹南高校へ向かい、無事に**「苗栗県コミュニティ大学受講証」**を手に入れた。ちょうど学期の始まりに間に合い、彼は喜びに満ち溢れた。こうして彼の願いは叶い、山を歩きながら、先生の指導のもとで自然に親しみ、植物を学ぶ機会を得た。

植物クラスには、樹木を専門とする陳先生や戴先生に加え、バラ科キイチゴ属を研究する徐所長、シダ植物を専門とする黄校長などがいた。また、動植物に造詣が深い学生仲間も多く、彼らと共に学ぶ日々は刺激的だった。やがて、彼は留学時代に学んだシダの授業を思い出し、再びシダ研究に取り組む決意を固めた。

シダへの道

第二学期が終わる頃、黄校長やベテラン受講生たちの関心が、しだいに名前も知らずに目にしていたシダ植物へと向けられるようになった。そして夏休みに入ると、週末ごとに小さなグループで古道へ出かけ、シダを観察するようになった。さらに、地域外の愛好家や専門の先生を訪ね、フィールドワークに参加する機会も増えていった。彼らの目的は、シダ植物を識別し、深く学ぶことだった。中には五指山や名高い李棟山の山域まで遠征する者もいた。

やがて、熱意が高まる中、台北の葉さんの協力を得て、黄婉玲先生を招き、山城でシダの特別講座を開講することが決まった。講座は5日間にわたり、隔週の月曜日に開催された。午前は座学、午後は野外実習という形式で、第一回の実習は東河横屏背護魚歩道で行われた。そして、最後の実習は台湾大学の植物標本館とシダ園で締めくくられた。この5日間の学びは、受講生にとってシダの基礎をしっかりと固める貴重な機会となった。

シダ愛好家の集い

こうしてシダへの情熱が高まり、「シダ愛好家」の小さなコミュニティが自然と形成されていった。講座終了後も、それぞれが観察、採集、整理に取り組み、ブログを立ち上げて活動を記録するようになった。

彼らの足跡には、調査ルートを示す「航跡図」、生態や形態を記録した詳細な写真、そして最も重要な、採集日・採集地・採集者を明記した標本が含まれていた。これらの標本は電子データとして整理され、いつでも活用できるように管理された。このようにして野外調査の知識や経験が一つに集約され、最初の目標である**「苗栗を中心とした加里山系のシダ植物目録」**の完成へと向かっていった。

未来への展望

「シダ愛好家の足跡(蕨迷行腳)」のコミュニティに続き、新しいブログ「山城蕨色」も立ち上げられた。ここでは、調査の記録やシダ観察の投稿が続々と寄せられ、将来的にはシダの群生や生態を詳述するコラムの充実も計画されている。

シダの世界は、見た目の変異が多く、その謎を解明することは容易ではない。しかし、「何であるか」を知り、さらに「なぜそうなのか」を探求することで、シダの真の姿に近づくことができると信じている。

彼の目標は、単なるシダの観察に留まらず、その学びを深め、体系的に記録し、未来へと伝えることにある。

——シダとともに生きる、これは私の新たな人生の旅路である。