記錄一場溫馨的聚會 ─ 許老師生日快樂


温かな集いの記録 ─ 許先生、お誕生日おめでとうございます

近年來醉心版畫創作的郭長生老師特別準備的賀禮。
近年、版画の創作に夢中になっている郭長生先生が特別に用意した贈り物」

撰文 / 謝若萍

日文翻譯協作 / 謝若君

2013-1110 許老師生日餐會、苗栗竹南

不是賀客盈門的熱鬧,沒有嚴肅隆重的講究,更未見華麗堆砌的排場。如此一逕低調的生日餐會,的確很切合許老師的行事風格。賓客只有少數的學生,現場聽不到喧鬧的祝賀聲,多是久別重逢的敘舊問候,溫言暖語如沐春風。


人が賑わう宴でもなく、格式張った厳粛な儀式でもなく、豪華な演出もない。そんな控えめな誕生日会は、まさに許先生の生き方をよく表していた。招かれたのは、ごく少数の教え子たち。賑やかな祝福の声は聞こえず、再会を喜び語り合う穏やかなひとときだった。


陳先生の気遣いのおかげで、集会は貴重な記録として残されました。
日本から遠路はるばる来られた茨木靖先生。
奥様は慎重に最初の一筆を下しました。
若い世代のイネ科保護者、林哲宇君。
特生センターの陳志輝博士。
 アキさん

許老師與大家分回國這幾年的生活狀況。
許先生は帰国後の数年間の生活状況をみんなに説明しました。
分別從台北、台中和高雄來的三位老師(自左而右:彭鏡毅老師,陳運造老師,劉和義老師)。
台北、台中、高雄からそれぞれ来た3人の先生方(左から右へ:彭鏡毅先生、陳運造先生、劉和義先生)

台灣學生有第一代的郭長生老師、彭鏡毅老師及劉和義老師;第二代的陳志輝老師及第三代的林哲宇。日本來的則有茨木和小山兩位學生和他們的夫人。此外就是苗栗社大的陳運造老師,還有一位可能已經四十年沒見面的老友王秉宏先生。

台湾の教え子は、第一世代の郭長生先生、彭鏡毅先生、劉和義先生。第二世代の陳志輝先生、第三世代の林哲宇先生。そして、日本からは茨木さんと小山さん夫妻が訪れた。さらに、苗栗社大の陳運造先生、そしておそらく40年ぶりの再会となる王秉宏氏も加わった。

遠道而來的茨木先生和小山先生。
遠路はるばる来られた茨木先生と小山先生
小山先生代為傳達未能到場的日籍學生們的祝福。
小山先生は、出席できなかった日本の学生たちの祝福を先生に伝えました。
陳志輝博士捎來大陸友人的賀禮。
陳志輝博士は、大陸の友人からの贈り物を持ってきました。
小山先生向老師報告最新的研究成果。
小山先生は先生に最新の研究成果を報告しました。
許老師生日快樂!(後方的掛軸是陳運造老師為這次聚會別書寫)。
許先生、お誕生日おめでとうございます!(後ろの掛け軸は陳運造先生がこの会のために特別に書いてくれたものです)。

聚會前一天,老師受了風寒。當天也還微微發熱,甚至多半時間擔心散播病毒而戴上口罩。但精神是好的,看得出來這個暗中策劃的驚喜令老師有些激動。兩個多小時的餐會除了敘舊,老師念念不忘的仍是苗栗縣的蕨類分布相關話題。


集会の前日、先生は風邪をひいてしまいました。当日も微熱があり、多くの時間をウイルスを拡散させないようにマスクを着用して過ごしていました。しかし、精神状態は良く、暗中策画のこのサプライズに感動している様子が見受けられました。二時間以上の食事会では懐かしい話に花が咲きましたが、先生が念頭に置いているのはやはり苗栗県のシダ類分布に関する話題でした。

聽到這兩年持續活躍的野外踏查活動,相信大家對於老師的體力和精神力都欽羨不已。誠如彭鏡毅老師所說,相約十年後再來幫老師慶生,分享接下來十年的踏查成果和生活點滴。


この数年間、野外での踏査活動を精力的に続ける先生の姿に、誰もがその体力と精神力に感嘆せざるを得なかった。彭鏡毅先生の言葉を借りるならば、「10年後にまた集まり、次の10年間の成果と日々の出来事を語り合おう」。

後記

記錄今年的生日餐會,想到去年幫許老師慶生的情景。

今年の誕生日会を記録しながら、昨年の先生の誕生日を祝った時のことを思い出す。

2012 年的 12/10 日,老師一人在台灣。秋玫、若君與我三人以到橫屏背賞魚步道拍蕨為由,邀老師出門。從大家的衣著來推斷,當天應是頗有寒意。陽光隱約從樹梢篩下,步道兩旁盡是透著寒意的綠蔭。

2012年12月10日、先生は台湾に一人だった。秋玫さん、若君さん、そして私の3人は、横屏背の護魚歩道でシダの撮影をするという名目で先生を誘い出した。写真を見返すと、皆が厚着をしていることから、その日はかなり寒かったようだ。樹々の間からかすかに差し込む陽光の下、冷え冷えとした緑の木陰が歩道を包んでいた。

近午時分,若君把車開進容園谷。走進木屋餐廳向老師說明聚餐的目的,老師雖驚訝但開心地接受了。想是真的很冷,記得四個人都點了小火鍋。不同於平日踏查時的簡便克難,襯著木屋裡和暖的氣氛悠閒的長坐閒聊。如此難得,值得在此記上一筆。

昼近くになり、若君さんの車は「容園谷」に向かった。木造のレストランに入り、先生に食事会の趣旨を伝えると、驚きながらも嬉しそうに受け入れてくれた。本当に寒かったのだろう、4人とも小鍋を注文したことを覚えている。普段の踏査活動では簡素な食事が当たり前だったが、この日は暖かい木の空間でゆっくりとくつろぎ、穏やかに語り合った。そんな貴重な時間を、ここに記しておきたい。

2012年的生日聚餐